ワークスモバイルジャパンがLINE社のAI事業「LINE CLOVA」を統合 「LINE WORKS AI秘書(仮称)」の開発を開始

2023.02.24
DX事例

ビジネス現場のコミュニケーションツール「LINE WORKS」を提供するワークスモバイルジャパン株式会社は、2023年4月1日付けでLINE株式会社のAI事業「LINE CLOVA 」を統合することを発表しました。

今回の統合により、「LINE WORKS」上でのAI活用を進め、「LINE WORKS」の各種機能におけるAIの実装を通じて、さらなるサービスの強化を目指したいとしています。

AI事業「LINE CLOVA」について

今回統合するAI事業「LINE CLOVA」は、自社開発のAI技術を活用した「CLOVA OCR」、「LINE AiCall」等のサービスの提供や、日本語初の大規模言語モデル「HyperCLOVA」をはじめとするAI技術研究・開発に取り組むなど、AIの新たな価値創造を進めてまいりました。

「HyperCLOVA」は日本語の学習データをもとに構築した生成系AIで、チャットでの対話やメールの作文、ミーティングメモの要約などを自然な日本語で行うことができます。今後さらに、LINE WORKSの利用が多い業種業態に特化したチューニングをすることで、現場業務で活用できる専門知識を獲得していきます。

 今回のAI事業統合により、2017年のサービス開始以降、BtoC事業からBtoB事業への戦略転換を進めビジネスを成長させてきた「LINE CLOVA」の持つ技術を、「LINE WORKS」上で使えるようにすることで、はたらきやすさをこれまで以上に追求し、AIの社会実装を目指したいとしています。

 

「LINE WORKS AI秘書(仮称)」について

2月9日に開催したビジネスカンファレンス「LINE WORKS DAY 23」では、「LINE WORKS」上で仕事をサポートする「LINE WORKS AI秘書(仮称)」の開発を行っていることを発表しました。




「LINE WORKS AI秘書」の画面イメージ

左:トークの内容から「LINE WORKS AI秘書」がスケジュールの作成ニーズを検知。スケジュール作成画面へ誘導。
右:トークの内容から「LINE WORKS AI秘書」がタスクの登録ニーズを検知。タスク作成画面へ誘導。

トークのやりとりのコンテクストをAIが理解して、能動的に仕事をアシストしてくれる「LINE WORKS AI秘書(仮称)」は、「LINE WORKS」上で動くAI技術の一つです。

「LINE WORKS」上でスケジュールをお知らせしたり、必要なトーク内容をノートに整理したり、タスクを登録したり、トークルームへ誘導したり、さまざまな形であなたが何をしたいのかを解釈し、仕事がより快適に進むようAIがあなたの仕事をサポートします。

今後について

「LINE CLOVA」の文字、音声、画像などのAIの技術を活用して、文章の生成や音声インターフェースなど、「LINE WORKS」のさまざまな機能をAIで拡充していく予定です。

ワークスモバイルジャパンはこの度のAI事業統合により、両社が保有する技術力やノウハウを融合させることで、ユーザーの皆様が使いやすい、より良いサービス提供を行えるよう、努力したいとしています。

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