横浜丸中青果が「LINE WORKS」を導入

2023.06.26
DX事例
横浜丸中青果が「LINE WORKS」を導入

ビジネス現場のコミュニケーションツール「LINE WORKS」を提供するワークスモバイルジャパン株式会社は、横浜丸中青果株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表:後藤 正明)が「LINE WORKS」を導入したことを発表しました。

集出荷連絡サービス「nimaru」と「LINE WORKS」をAPI連携し、納品のやり取りを効率化

横浜丸中青果では、生産者との連絡手段が電話、FAX、メール、SMSなど多岐にわたるため、情報の収集や、複数の社内担当者に共有する作業が煩雑になっていました。また、口頭での伝達による言い間違いや聞き違い、FAXで送られてくる手書きの伝票が読みづらいといったケースも発生していました。

上記に加え個人SNSを使うことによる情報漏洩等のリスクを回避するために、ビジネス用に設計されセキュリティ性の高い「LINE WORKS」の導入を決定しました。

さらに、送信された帳票の内容を事務担当者が基幹システムに手動で入力する工数が発生していた横浜丸中青果株式会社では、生産者との上納のやりとりのデジタル化および業務効率化のため、農産物の流通に特化した集出荷連絡ツール「nimaru」を導入。

「nimaru」はLINEや「LINE WORKS」をインターフェースとすることが可能なため、生産者側は出荷情報や梱包資材の発注など必要な情報を、LINEを使って「nimaru」に入力、青果卸売市場である横浜丸中青果は「LINE WORKS」と「nimaru」をAPI連携し※1、「LINE WORKS」から「nimaru」に入力するという仕組みを構築しました。

※1:「LINE WORKS」と「nimaru」の連携機能の開発は、「nimaru」の開発元である株式会社kikitoriにより提供されました。

集出荷連絡サービス「nimaru」と「LINE WORKS」をAPI連携し、納品のやり取りを効率化

 

Bot「nimaru」を活用し、スピーディな入荷情報の伝達を実現、農産物の売れ残り削減に貢献

生産者が当日の出荷情報をLINEのフォーマットに入力・送信すると、そのデータは担当者らの「LINE WORKS」にリアルタイムに通知されます。

担当者らは「LINE WORKS」上の「nimaru」のトークを確認することで、どの生産者が何をどのくらい出荷するかが一目で認識でき、「詳細ページへ」のボタンをタップすると、「nimaru」に送信されたより詳しい出荷情報が閲覧できます。

生産者がLINEから出荷情報を登録すると、リアルタイムにLINE WORKSに自動通知。
詳細な情報が、複数の担当者のトークルームへ一斉に共有される。横浜丸中青果では「にまるくん」と呼ばれている。

営業担当者は、Bot「nimaru」の活用により、早い段階で青果の入荷情報を得ることで実際に青果が市場に持ち込まれる前により有利な条件で買い手を見つけることが可能になりました。生産者の利益を増やすだけでなく、農産物の売れ残りを減らすフードロス対策にもつながります。

口頭や手書きでのコミュニケーションからデジタル化されたことにより、品種や数量などの伝達ミスも減らすことができました。また、生産者から受け取った出荷情報は荷受データとして「nimaru」から横浜丸中青果の基幹(販売管理)システムへ取り込みが可能なため、これまで荷受担当者が日々行っていた紙の帳票の手入力作業の省力化にもつながっています。


 

社員間や取引先などとのセキュアなコミュニケーションツールとしても活用

横浜丸中青果は、「LINE WORKS」の外部トーク機能を使い、協力会社の「LINE WORKS」や、青果取引先担当者のLINEなど、社外の関係者とも必要に応じてグループトークルームを設けて情報を共有しています。例えば、給食を提供する会社から注文書を写真(画像)で送信してもらい、必要な青果とその数量の確認を行っています。

青果の種類ごとに担当者が異なるため、FAXの受注確認では担当者全員で情報を共有することが困難でしたが、「LINE WORKS」導入後は複数の担当者に同じトークルームで一斉に周知ができるため確認がスムーズになりました。

ワークスモバイルジャパン株式会社WEBサイトにおいて、横浜丸中青果へのインタビューを掲載しております。

URL:https://line.worksmobile.com/jp/cases/yokohama-marunaka/

 

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