Salesforce、日本で初となる公共機関の許認可管理業務のデジタル化を支援する製品の本格提供を開始

2023.03.13
DX事例

株式会社セールスフォース・ジャパンは、公共機関の許認可管理業務のデジタル化を支援する製品「Salesforce Public Sector Solutions License & Permit Management, Inspection Management(以下、PSS LPI)」の日本における本格提供を開始すると発表しました。

PSS LPIとは

昨今ではデジタル手続法により、行政のあらゆるサービスを最初から最後までデジタルで完結させるための取り組みが多くの公共機関で進められています。

米国や欧州において政府から自治体レベルにいたるまでの許認可管理業務における豊富な導入実績を有するPSS LPIは、公共機関の許認可申請の審査・承認・交付、および検査管理のライフサイクルをデジタル化することで、許認可管理業務に関わる行政サービスを迅速かつ大規模に提供するためのソリューションです。

PSS LPIを活用することで、申請者(企業や住民)は単一のデジタル上のハブを通じて、許認可や検査に関わる申請を提出、検索、状況確認することができるようになります。

 また、公共機関の職員は申請者のデータと申請状況を一元的に把握し、リアルタイムコラボレーションツールによって申請プロセスの各段階での推奨アクションに関する通知を受け取れるため、重要なステップを見逃すことなく、これまで以上に迅速に申請者に対応できるようになります。

さらに、検査の効率性と精度を高め、検査を担当する職員の生産性の向上にも寄与します。 

PSS LPIは、高いセキュリティ基準と厳しいコンプライアンス要件を満たすSalesforce製品(Salesforce Service CloudとSalesforce Experience Cloud)で構築されており、公共機関で使用されることの多い標準的なデータモデルに加え、OmniStudio(ノーコード・ローコードツールを使ってガイド付きユーザエクスペリエンスを実装できる機能)、Business Rules Engine(高度なロジックを適用し、複雑な意思決定を自動化するためのサービス、コンポーネント、オブジェクトのスイート)のツール群がセットになっています。

PSS LPIは以下の点において公共機関の職員と住民の双方を支援します。

●    住民と公共機関職員とのつながりを深める
申請手続き手順をイメージしやすいデジタルツールによって、申請者と行政機関の職員とのコラボレーションを強化

●    住民にとっての許認可申請プロセスを便利に
申請者が素早くかつ容易に情報を検索、提出、状況確認することができるワンストップショップを提供

●    職員の生産性を向上
公共機関の職員に対して、次に行うべき業務に関する通知をタイムリーに提供。また、職員間のコミュニケーションを一箇所に集約することで、安全なコラボレーション、ワークフローの自動化、迅速な意思決定を支援

●    許認可基準を確認するための行政検査の効率性を向上
検査担当者はどのデバイスからでも、予定されている訪問や検査先の詳細、割り当てられたタスクを把握可能

●    法令への遵守状況を追跡し、実用的なフィードバックを提供
違反の調査、証拠写真のアップロードや推奨事項を単一のアプリケーション上で共有

●    オフラインの状態でも生産性を維持
オフライン状態でもレコードを表示、作成、編集することが可能。オンラインに戻った際にSalesforceと自動で同期

●    動的なガイダンスの提供
次に行うべき業務に関する動的なガイドを提供し、公共機関の職員をサポート

●    デジタル行政サービスの実装期間・時間を短縮
公共機関に特化したデータモデル、アプリケーション部品・プロセスをあらかじめ備えているため、迅速に許認可管理業務のデジタル化を図ることができ、変革のロードマップを加速

詳細情報: 
●    Salesforce Public Sector Solutions License & Permit Management, Inspection Managementの詳細についてはこちらをご覧ください。

 

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