LINE WORKSと個人用LINEの違いをわかりやすく解説!

LINE WORKS

LINEは、ビジネスでもプライベートでも幅広く使われています。電話番号1つにつき1つのアカウントしか作成できないので、仕事でもプライベートでも同じLINEを使っている人も多いのではないでしょうか。

実はLINEには個人用のアカウントの他に、ビジネスで使われるLINE WORKSや、企業などの公式LINEアカウントがあります。

これらは企業が使うLINEですが、それぞれ情報発信の種類が違うため、社員間のやり取りや社外とのコミュニケーションなど、情報の種類・相手によって、適切なアカウントを使い分けなくてはなりません。

ここでは、個人用のLINEとLINE WORKSについて詳しく解説します。

目次[非表示]

  1. 個人で利用するLINEについて
    1. LINEとは
    2. 普及率
    3. 個人で利用するLINEの特徴的な機能
  2. LINE WORKS
    1. 導入企業数
    2. 特徴
    3. LINEとLINE WORKSの違い
    4. LINE WORKSの機能
  3. なぜ仕事でLINEを使ってはいけないのか
    1. 情報漏洩リスク(退職者問題)
    2. プライベートと切り分けができない
    3. トラブル時の対応が不可能
  4. LINE WORKS活用のポイント
    1. 既読=了解とし過剰な返信を減らす
    2. 時間外には「既読」もつかないのが普通と考える
    3. 顧客や取引先には自動応答メッセージを活用する
  5. LINE WORKSの活用事例
    1. 伊藤忠ロジスティクス様 移動時間とコストを削減
    2. ヤナセ様 お客様との距離を縮め成約へ
    3. 東京国際埠頭様 円滑な情報共有を実現
  6. まとめ

個人で利用するLINEについて

LINE

まずは、個人で利用するLINEについて説明します。

LINEとは

LINEは、スマートフォンでよく使われているアプリケーションです。
お互いにLINEをインストールしていれば、インターネット経由で無料でメッセージのやり取りや通話ができます。
そのため現在は多くの人に使われており、欠かせないコミュニケーションツールの1つになっています。

普及率

LINEの利用率は、過去10年の間一貫して増加しています。
2024年度では全年代で91.1%に達しました。

LINEの利用率(全年代)

引用元:令和6年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要>|総務省情報通信政策研究所

年代別の利用率でも10代~60代で90%を超えており、70代でも71.8%のユーザーがいます。

LINEの利用率(全年代・年代別)

引用元:令和6年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要>|総務省情報通信政策研究所

また、LINEの国内月間アクティブユーザーは約9,800万人です。
日本以外にも台湾、タイ、インドネシアなどでも使われており、2025年現在、3カ国を合わせて8,000万人のユーザーがいます。

引用元:LINEヤフー株式会社 決算説明会2025年度 第2四半期補足資料

個人で利用するLINEの特徴的な機能

個人用LINE、一般的に使われているLINEには、次のような機能があります。

●トーク
相手とメッセージをやり取りするチャットは、LINEで最も使われている機能でしょう。
個人間だけでなく、グループでのやり取りもよく使われています。
テキストだけでなく、スタンプ、画像、動画、位置情報などさまざまな情報を送ることが可能です。

●音声通話
LINE通話を使えば、海外からでも無料で音声通話やビデオ通話が可能です。
音声通話やビデオ通話はトーク画面から利用できます。

●ホーム
友だちリストやスタンプ、着せかえなどさまざまなサービスへの入り口になります。

●LINE VOOM
ショート動画などを投稿・閲覧できるプラットフォームです。
以前の「タイムライン」からリニューアルされ、友だち以外のユーザーとも動画コンテンツを通じてつながることができます。

●LINEウォレット
LINEポイントの管理やクーポン、各種ポイントカード、会員証をまとめたタブです。

その他、LINE NEWS、LINE GAME、LINE マンガ、LINE MUSIC、LINE バイトなどさまざまなサービスが提供されています。

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LINE WORKS

LINE WORKS

LINE WORKSは、LINEと似たインターフェースのビジネス向けコミュニケーションツールです。
ビジネス向けに特化したLINEといってもよいかもしれません。インターフェースは似ていますが、自社内および取引先などと情報をやり取りするためのもので、個人用のLINEとは異なります。

導入企業数

サービス提供より順調にユーザーが増えており、2024年時点で、46万社に導入され、500万人のユーザーが利用しています。

LINE WORKSサービス利用者の増加2024年

引用元:LINE WORKS株式会社 LINE WORKS導入社数が「46万社」を突破! 利用者数が500万人を超え、7年連続で事業成長。

特徴

LINE WORKSには、次のような特徴があります。

LINEと同じ感覚で使える

普段使っているLINEと似たインターフェースで、同じ感覚で使えます。LINEと同じようにスタンプなども使えます。
LINEユーザーならすぐに操作に馴染むことができ、習得するために長い時間は必要ありません。

個人用のLINEとは異なるアカウントやアプリケーションが必要

プライベートのLINEを仕事に使うのではなく、LINE WORKSのアプリケーションと専用アカウントを利用し、プライベートとは完全に使い分けます。
それによって、LINEを業務利用するリスクを避けることが可能です。具体的には、操作ミスによる情報流出、退職者への情報漏れ、電話帳からの勝手な友だち登録、乗っ取りからのなりすましなどを防ぐことができます。

ビジネス向け機能が豊富

トークだけでなく、カレンダー、タスク管理、ファイル共有など、ビジネスに必要な機能が搭載されています。

また、外部サービスとの連携や外部のLINEやLINE WORKSともつながることができます。

LINEとLINE WORKSの違い

LINEとLINE WORKSの大きな違いは、アカウント管理とセキュリティ機能の有無です。

LINE WORKSは、会社が管理するツールです。
LINE WORKSのアカウントは、個人用のLINEとは異なり、電話番号と紐付いていません。IDとパスワードは管理者が発行しています。

また、セキュリティに関しても国際認証を取得しており、ビジネスで安心して活用することができます。

その他の違いについては以下の通りです。

機能・項目

個人用LINE

LINE WORKS

利用目的

プライベート・家族・友人

ビジネス・組織内の業務連絡

アカウント管理

個人

会社(管理者がIDを発行)

管理者画面

×

既読機能

既読の数のみ表示

誰が読んだか特定可能

外部連携

_

ワークフローシステム、SFA(営業支援システム)、CRM(顧客管理システム)、勤怠管理システムなど100種類以上の外部サービス

料金

無料

・無料(ユーザー数30人まで)

・有料(月額450円~/人)

関連記事:料金プランによってどう違う?LINE WORKSのプランごとの機能や導入時のポイントを解説
関連記事:【外部トーク連携】LINEとLINE WORKSの連携方法を解説!できること・できないことは?

LINE WORKSの機能

LINE WORKSの機能をご紹介します。

●トーク
LINEの「トーク」にあたる、個人間、またはグループ内でのメッセージ機能です。
スタンプや音声通話、ビデオ通話もLINE同様に使えます。
LINE WORKSでは、グループのどのメンバーが既読/未読なのかを確認することも可能です。
取引先など、社外のユーザーの個人用LINEやLINE WORKSともつながることができます。
Drive機能でファイルを個人間やグループ内で共有することも可能です。

●掲示板
全社員にお知らせを通知できる機能です。
ユーザーは必要なときに確認できます。プッシュ通知や再通知、必読の設定も可能なので、情報を見落とすことがありません。

全社規定やマニュアル、月次報告などのストック情報を確実に周知できます。
投稿を見たかどうかの確認や、再通知機能も備えています。

●アンケート
様々なシーンに対応した豊富なテンプレートがあらかじめ用意されています。
日程調整から安否確認まで幅広く活用でき、回答結果はグラフで自動集計されるため、結果を一目で確認できます。

●アドレス帳
LINEの「友だち」一覧にあたります。
LINE WORKS内のメンバーを組織ごとに一覧表示するので、名前だけでなく部署名からでも相手を検索できます。

アドレス帳から簡単にトークや通話、グループの作成・管理も行うことができ、効率的に業務を行うことができます。

●カレンダー・タスク
LINE WORKSでは、グループ、またはメンバー間でカレンダーを共有し、スケジュール管理を行えます。
また、トークと連携したタスク管理も可能です。そこで、トークからシームレスにスケジュール管理やタスク管理を行うこともできます。

●Drive
Driveにファイルやデータを保存することで、必要な時にどこからでもPC、モバイル問わず利用できます。
ワンタイムパスワード認証を設定することができるため、外部の人にも安全にファイル共有することができます。

●管理
LINE WORKSは、メンバーの一括管理や通信の暗号化、ログのモニタリングなど、企業に求められる高度な機能を備えています。
管理者は「誰が」「いつ」「誰と」やり取りしたかを把握したり、ファイル送信を制限したりといった細かな権限設定が可能です。

ただし、こうしたセキュリティ設定や日々のID管理(入退社対応)を社内だけで完結させるには、多くの手間と専門知識が必要です。

コネクシオでは、こうした設定の代行や導入後のアカウント情報の更新対応などの運用をサポートしています。管理者の負担を軽減しつつ、安全な環境を維持したい方はお気軽にご相談ください。

関連記事:LINE WORKSの機能紹介!LINEとの違い、セキュリティや費用・プランを解説

なぜ仕事でLINEを使ってはいけないのか

「便利だから」という理由だけで個人用LINEを業務利用していると、以下のような深刻なトラブルを招く恐れがあります。

情報漏洩リスク(退職者問題)

個人用LINEは会社が管理できません。そのため、社員が退職した際、業務上の機密情報や顧客の連絡先が個人の端末に残ることになります。

退職者が顧客情報を競合他社に持ち込むといった事態になっても、会社側は手立てがなく、情報の削除を強制することも困難です。

プライベートと切り分けができない

プライベートな連絡と業務連絡が同じアプリ内に混在することで、様々なトラブルが発生します。

誤送信のリスク

機密情報を誤って友人や別の取引先に送ってしまうなど、会社の信用を損なうミスが発生しやすくなります。

重要な連絡の見落とし

友人との会話や広告の通知に業務連絡が埋もれてしまい、業務遅延の原因となる恐れがあります。

従業員の精神的負担

業務時間外や休日に仕事の電話や連絡が入るため、オン・オフの切り替えができず、従業員が大きなストレスを感じてしまう可能性があります。

トラブル時の対応が不可能

万が一、社内でハラスメントや情報漏洩などのトラブルが発生しても、会社側は個人のLINE履歴を確認することができません。

「言った・言わない」のトラブルになっても証拠を保全できないのです。

LINE WORKSなら、これらの課題をすべて解決できます。
管理者がアカウントを付与・停止できるため、退職時には即座にアクセス権を削除でき、情報の持ち出しを防ぐことが可能です。

また、従業員のやり取りを把握することもできるため、トラブル時もスムーズに対応可能です。

セキュリティとプライベートを守りながら業務効率を上げるために、個人LINEからの脱却をおすすめします。

LINE WORKS活用のポイント

LINE WORKS

LINE WORKSを活用してスムーズに業務を進めるためのポイントは、あらかじめルールを決めておくことです。
ユーザーに負担をかけずにLINE WORKSを活用するには、次のようなルールが必要です。

既読=了解とし過剰な返信を減らす

既読がつくだけで、メッセージを読んだことがわかります。大人数のトークルームでは、全員で返信をする必要はありません。
返信をしていては、手間がかかるだけでなく、必要な情報が埋もれてしまうからです。

  • 既読がつけば確認済みとみなす
  • 質問や追加情報がある場合のみ返信する

このように「返信しないこと」をポジティブなルールとして定着させましょう。
返信の手間が省け、情報の確認もスムーズになります。

時間外には「既読」もつかないのが普通と考える

スマートフォンアプリである以上、いつでも気軽にメッセージを送れますが、受け手にも生活があります。
「勤務時間外は通知をオフにしてもよい」「時間外のメッセージは翌営業日の対応でOK」というルールを会社として明言しましょう。

24時間の即レス対応を求めない空気が、社員のワークライフバランスを守り、ツールの定着率を高めます。

顧客や取引先には自動応答メッセージを活用する

社内ルールで「時間外対応なし」と決めても、お客様(外部連携先)に対して無視をするのは失礼だと考える場合もあります。

そこで活用したいのが「自動応答メッセージ」機能です。指定した時間帯(夜間や休日)に連絡があった場合、「本日の営業は終了いたしました。翌営業日に順次ご連絡させていただきます」といったメッセージをシステムが自動返信するように設定します。

自動であっても返信があれば失礼にはならず、社員も安心してプライベートな時間を確保できます。

LINE WORKSの活用事例

LINE WORKSの活用

​​​​​​​実際に、業務にLINE WORKSを活用している事例を3つご紹介します。

伊藤忠ロジスティクス様 移動時間とコストを削減

伊藤忠グループの総合物流会社である「伊藤忠ロジスティクス株式会社」では、毎月、各営業本部が集合する部課長会議が開催されています。しかし移動にかかる時間やコストが大きな課題でした。また、コロナ禍により3密回避も課題となっています。

そこでLINE WORKSを導入し、ビデオ会議を活用して業務効率化・生産性の向上を図りました。さまざまな場面でビデオ会議を利用することで、コストを大幅に削減し、感染対策にもつながっています。さらに、社員がビデオ会議やチャットを活用するようになり、コミュニケーションも活性化しました。

続きはこちら▶伊藤忠ロジスティクス株式会社様|「LINE WORKS」のビデオ会議機能で、月一回の部課長会議に関わる移動時間、出張コストを削減!

ヤナセ様 お客様との距離を縮め成約へ

高級輸入車販売の「株式会社ヤナセ」では、顧客とのコミュニケーションが多様化する中で、より迅速で手軽なセキュリティを確保したコミュニケーション方法を探していました。

そこでLINEと連携してトークができるLINE WORKSを導入しました。従来の連絡手段よりも手軽かつ迅速にコミュニケーションできるようになり、お客さまだけでなく、スタッフ同士のコミュニケーションも活性化しています。また連絡手段のセキュリティも確保でき、安全にコミュニケーションができています。

続きはこちら▶株式会社ヤナセ様|LINEで連絡したいお客様の要望をセキュアな環境で実現し、営業活動のリードタイムを短縮!

東京国際埠頭様 円滑な情報共有を実現

港湾運送事業を行う「東京国際埠頭株式会社」では、社内の重要情報はグループウェアで共有していましたが、時間がかかること、情報の抜け漏れが発生することが課題でした。また現場の作業員と事務所の職員とのコミュニケーションは電話で行っていましたが、確実性が低く、作業中断やミスもよく発生していたのです。

そこでLINE WORKSを導入し、生産性の向上とミスの削減を実現しました。LINEならではのリアルタイム性と、テキストや画像による抜け漏れない情報共有により、現場から社長までスムーズに情報共有が可能になったのです。

続きはこちら▶東京国際埠頭株式会社様|LINE WORKSで現場から経営トップまでの円滑な情報共有を実現

まとめ

LINE WORKSは、個人利用のLINEとインターフェースが似ており、機能や使用感にも近いものがあります。しかし個人用のLINEとはアプリケーションやアカウントが分けられており、ビジネスに必要な機能やセキュリティ対策も用意されているので、企業で利用するのにはこちらがおすすめです。

また、LINE WORKSは企業内でのコミュニケーションだけでなく、外部のユーザーともやり取りして、業務効率化に役立てることができます。

しかし、ビジネスで安全に使い続けるためには、セキュリティ設定の維持や、社員からの「使い方がわからない」といった問い合わせ対応など、導入後の「運用体制」が重要になります。

コネクシオでは、導入時の初期設定代行はもちろん、導入後のアカウント管理や社員からの問い合わせ対応を含む運用サポートを提供しています。

「ツールは導入したいが、管理の手間は増やしたくない」という管理者様は、ぜひお気軽にコネクシオへご相談ください。

MWPO編集部
MWPO編集部
コネクシオ株式会社が運営する「Mobile WorkPlace ONLINE」の編集部。 法人携帯に関するお役立ち情報を発信していきます。

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