3つのPBXのいいとこ取り

今回、用途に応じて3つのPBXを導入しました。

本社の代表電話はIVRなどがついて高機能な「BIZTEL」、その他が総務や経理などは、より廉価な「みんなに電話転送」、さらに法人営業本部では、法人向け商材としても活用している「Arcstar Smart PBX」としました。

この、言わばいいとこどりを実現するにあたっては、内線をグルーピングしたり、3つのPBXを連携させないことでコストダウンを実現しています。

コネクシオ 3つのPBXの使い分けの図

そして、内線はLINE WORKSを活用することとし、結果として社員同士がどこにいても手軽につながることができ、通話だけでなくメッセージもやり取りできることで利便性の向上も実現できました。

これまで課ごとに割り振っていた電話番号を、実態に応じて部ごとに変更したり、FAX番号を廃止するなどして、旧本社は200回線ほどあったものを、新本社で50回線と大幅に削減させました。

また、本社移転プロジェクトがスタートしたのが7月、導入が移転する翌年1月と、非常にタイトなスケジュールでした。

比較段階では、候補となったサービスは6つほどありましたが、フルモバイルで内線網を作らないという点からゲートウェイが不要なものとし、これによって短納期が実現できました。

要望と断捨離の両立

各部の要望を満たせるか、一方で各部に断捨離を徹底させるか、その両立がポイントでした。内線を廃止するという思い切りと、それを発信して理解を得ることには気を配りました。 

また、それまで総務で取りまとめていた部署ごとの電話番号のメンテナンスも、各部でクラウド上でやるように変更して、今日誰が電話に出るかは各部で設定してください、という運用に変えもしましたが、結果、好きな時に好きなように設定できるようになり、双方にとってメリットがある形になりました。

自宅とオフィス、まったく変わらない環境の実現

導入前には実際にいろいろな声もあった中で、導入後は、家でも問題なく電話が取れ、電話当番のための出社がいらなくなりました。

また、オフィスについても、働きやすいオフィスだと言ってもらえたのがよかったです。

PC含めワイヤレスになったこともあり、自宅とオフィス、まったく変わらない環境で仕事ができるというコンセプトが実現できました。 

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