東陽化成株式会社様

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SmartViscaの導入により、展示会後に手間のかかる名刺データ化を大幅に時間短縮。
コロナ禍にあっても新規顧客の開拓を広げる化粧品OEMメーカー・東陽化成株式会社にその秘訣をうかがいました。

目次

サマリ

課題
  • 化粧品のOEMメーカーとして、展示会・WEBサイト等の新しいチャネルで顧客開拓を始めていた。
  • Salesforceの導入など、様々なデジタル化に取り組み始めた。
  • 展示会での名刺交換が多く、手動でのデータ入力業務に課題を感じていた。
ご要望
  • 名刺のOCR読み取りの精度、スピード
  • 展示会や出先でもスマートフォンから簡単に読み取りができること
  • Salesforceへのデータ連携の容易さ
導入後
  • スマートフォンだけで簡単に名刺のデジタル化が可能になった
  • 名刺データ化がスピーディなため、展示会来訪者にもすぐに連絡できる
  • 誰から電話がかかってきたかすぐにわかるようになった
ご利用サービス SmartVisca

企業プロフィール

東陽化成株式会社

常務取締役 営業担当 平山 友一様
(所属は取材した2023年3月時点)

主要事業内容: 化粧品・医薬部外品のOEM/受託製造

本社所在地: 東京都世田谷区

設立:1967年

代表者:代表取締役社長 坂東 義晃

従業員数:約80名

URL: https://www.toyo-kasei.co.jp/

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インタビュー

背景・課題

東陽化成株式会社は自社工場で化粧品・医薬部外品の一貫製造を行っているOEMメーカーである。少ロットから多ロットまで、あらゆる化粧品・医薬部外品に対応する。取り扱う製品は、基礎化粧品やメイクアップ化粧品、ヘアケア商品など多岐に渡る。

名刺デジタル化サービスSmartViscaを導入した同社にその経緯を訊いた。

展示会出展による顧客開拓を始めた経緯

ーーー今回、特に展示会の来訪者から頂く名刺データのデジタル化を主な目的としてSmartViscaを導入いただきました。展示会への出展やWEBサイトの拡充など、新規顧客開拓のチャネルを広げている背景をお聞かせください。

「当社は昭和42年に創業して以来、OEMメーカーとして事業を営んでいます。長い間、同業者や原料会社などからの下請け・紹介が多く、メーカーに直接は知られていませんでした。
このような事業の構造上、納期や予算などの面で厳しい仕事が回ってくることが少なくなかったのです。

このような構造から脱却し、化粧品を作りたい方と直接取引ができるようにと、先代社長が15年ほど前から展示会への出展を始めました。さらに数年前にホームページをリニューアルし、インターネットからの問い合わせを受け付けるようにしました。

販売メーカーと直接知り合うことができ、化粧品を作りたいという方からの多種多様な問い合わせも受けられるようになり、お客様の幅が広がりました。自由に販売できる今の時代が、当社が強みとしている多品種、小ロット生産とマッチしていると考えています。」

コロナ禍でもオンラインの引き合いを増やす

ーーーコロナ禍という、化粧品業界にとって大きなダメージのある出来事がありましたが、貴社のビジネスへの影響はどうだったのでしょうか。

「はい、コロナ禍以前は売上がピークの状態でした。中国からのインバウンド需要があり、日本全体のOEM企業としての恩恵は大きいものでした。

2020年に中国で化粧品の条例が改正され、日本からの化粧品輸入が厳しくなりました。さらにコロナにより、インバウンド需要が大きく減り、また国内の一般の方も化粧の頻度が減るなど、化粧品の需要が減る逆風の時代になりました。

しかし当社は、コロナ以前からホームページリニューアルなどの施策を行っていました。化粧品需要が減る中でも、オンライン経由での問い合わせや納品は多くなり、コロナ禍を乗り切ることができたと考えています。」

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選定プロセス

名刺デジタル化サービス「SmartVisca」の導入に至った背景について

ーーー解決したかった課題や、SmartViscaを知ったきっかけについて教えてください。

「年に数回、展示会に出展することが新たな顧客開拓の重要なイベントになっていました。また当社はSalesforceを導入しており様々なデジタル化に取り組んでいるところでした。

展示会では1回に100枚以上の名刺を頂戴します。来訪者の方々にスピーディにアプローチをしたいため、展示会後に残業をして、一気に名刺入力を行っていました。これが負担になっており、また、手入力による誤記なども問題になっていました。

働き方改革の観点からもこうした稼働を減らしたい、また誤記なく正確に入力して、すぐに活用したいと考えていました。」

ーーーそこですぐに名刺デジタル化サービスを比較・検討されたのでしょうか。

「実は、過去に2度ほど名刺のデータ化のツールを検討したことがありました。しかし、その当時は読み取り精度が非常に低く、使い勝手も悪く、それ以上探すことをあきらめていたのが実態です。」

ーーーそのような状況でSmartViscaサービスを知ったきっかけは。

「コネクシオさんから提案を受けました。コネクシオさんとは、スマートフォン導入などで2021年から取引を始めていました。展示会の名刺対応について現状を伝えたところ、SmartViscaを紹介していただきました。」

 

SmartViscaサービスを導入した決め手

「コネクシオの営業担当者様が、展示会を想定したデモの実演をスマートフォンを使って目の前で提案してくれました。

心配していた読み取り精度について、SmartViscaは非常に速くOCR認識機能が正確なことがわかりました。さらにSmartViscaはSalesforceと連携しており、すぐに顧客データを登録して活用ができます。

デモ実演を見て“活用できそう”という実感を持つことができました。費用もリーズナブルだったため、短期での導入決定に至りました。」

 

導入効果

スマートフォンから簡単に読み取りができ、元画像も確認できる

「2022年秋にSmartViscaを導入し、その後2023年1月に展示会出展があり、練習もかねて利用を開始しました。

展示会以外に、日々の名刺交換にも活用しており出張中の名刺交換も、すぐにスマートフォンから共有できるのが便利です。SmartViscaの活用シーンは、展示会などのピーク時に業務稼働を減らしながら、正確性を求めるところを主に考えています。」

読み取った元画像も確認できること、Salesforce連携の利便性

「化粧品業界では凝ったデザインの名刺が多いのですが、SmartViscaは名刺の画像イメージもデジタル化されていることで、万が一、項目が間違って登録されていても画像を確認して修正が容易という安心感があります。

今までは手打ちで入力していたため、間違っていたときに名刺の管理ができておらず探すのが大変でした。写真データがあることで裏面など情報確認できるのが助かります。

また、SmartViscaはSalesforceと連動しているところが便利です。なかでも、展示会後に電話がかかってきた時に、どなたからの電話かすぐに分かることや、展示会後にすぐにメールが送れたことで便利さを実感しました。」

今後の展開・期待

コネクシオの持つノウハウを活かし、DXの相談窓口として活用したい

ーーー今後の貴社の展望や、コネクシオに対して期待されることをお聞かせください。

「当社では現在、工場の基幹システムの刷新など、製造現場を中心に取り組んでいます。

コネクシオさんには今回のように、スマートフォンの利活用から始まるDXなど、困りごとが有ればご相談してきたいと考えています。」

※本取材内容、所属部署等は取材した2023年3月時点の情報です。

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