心理的安全性とは?ハイブリッドワークでも実現できる職場の作り方をご紹介
その際に注目されている考え方が「心理的安全性」です。心理的安全性が高い企業ほど、従業員のエンゲージメントは高くなり、結果として生産性が向上します。逆に心理的安全性が低いと、企業は貴重な人材の流出に直面するなど、リスクが大きいと言えるでしょう。
本記事では、コロナ禍で多くの企業が採用しているハイブリッドワーク下における「心理的安全性の高め方」について解説します。
心理的安全性とは、ハーバード大学で組織行動学を研究するエイミー・エドモンドソン(Amy C. Edmondson)教授が1999年に発表した心理学領域における考え方です。
エドモンドソン教授が発表した論文「Psychological Safety and Learning Behavior in Work Teams」では、心理的安全性は以下のように定義されています。
心理的安全性の高いチームは、ミスをしてもそのことに対して非難されることはないと思えており、他メンバーのアイデアを積極的に活用する土台ができていたというのです。
またその結果、マネジャーからの評価は2倍になり、離職率は下がり、収益性が向上するという効果も見受けられたと発表しています。
つまり5つの要素のうち、心理的安全性の確保が他4要素の基礎になっていると言えます。
画像出典:Google re:Work「「効果的なチームとは何か」を知る」
人は、心理的安全性が低い環境に置かれるとどのようなことが起こるのでしょうか。エドモンドソン教授はTEDでのプレゼンテーションの一つで、以下の4つの不安が発生すると言っています。
続いて、心理的安全性の高い職場を構築した場合のメリットについてご紹介します。それぞれ従業員・チームにとってのメリットと、企業にとってのメリットに分けて説明します。
ここまでの内容を見て「自社や自分のチームの心理的安全性はどうなっているのだろうか?」と感じる方も多いのではないでしょうか。
前出のエドモンドソン教授は、組織・チームの心理的安全性を確認する手法として、以下の7つの質問をメンバーに投げかけて自分自身に強く当てはまるかどうかを確認する方法を提唱しています。
最後に、昨今で増加しているハイブリッドワーク下での心理的安全性を高める方法について解説します。5つのポイントがあります。
今回はハイブリッドワーク下での心理的安全性の向上に向けた施策を紹介しました。
上記の通り、基本的にはオフィスワークであれリモートワークであれ、重要なポイントは変わりません。特にLINE WORKSなどのビジネスチャットを導入して現場のコミュニケーションを活性化する施策は、心理的安全性を高めるために非常に有効だと言えるでしょう。
心理的安全性の高さは従業員のエンゲージメント向上に大きく寄与するので、課題を感じている企業ほど、早期に着手しましょう。
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