キオスク端末とは?場所別に活用される機能や導入効果を徹底解説

キオスク端末とは?場所別に活用される機能や導入効果を徹底解説


キオスク端末とは「自立式小型情報端末」のことで、コンビニや公共施設に設置されたコピー機や発券機を指します。
ほかにも図書館や空港、スーパーや小売店のような場所に導入されています。

キオスク端末が導入される理由の多くは、業務効率化や人員削減のためです。
これまで人が行ってきた業務をキオスク端末に任せることで、従業員の負担を減らしたり、ヒューマンエラーを防止したりできます。

本記事では「キオスク端末ってなに?」という疑問に答えつつ、導入時にかかる費用やよく使われる機能、期待できる効果についてご紹介します。
キオスク端末の導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

目次[非表示]

  1. キオスク端末とは?
    1. キオスク端末がよく導入される店舗や施設
    2. キオスク端末の導入費用
  2. キオスク端末でよく使われる機能
  3. キオスク端末の導入により期待できる効果
    1. 業務効率化による人手不足の解消
    2. ヒューマンエラーの防止
    3. データの蓄積、活用
    4. 顧客満足度の向上
    5. インバウンド対応
  4. キオスク端末の運用・管理の注意点
  5. キオスク端末の運用・管理にはMDMがおすすめ
  6. キオスク端末の導入には管理が重要


キオスク端末とは?

キオスク端末とは?


キオスク端末とは店舗や施設などに設置される専用の情報端末のことです。
大きく分けると2つの種類に分類され、専用端末として利用される「自立型」は駅の案内板、コンビニの証明書発行機が例として挙げられます。
もう1つはPCやタブレットの「キオスクモード」を活用して運用する方法で、レストランの注文端末や展示会の情報端末が代表例となるでしょう。

キオスク端末は業種や店舗の利用方法に合わせて、さまざまなものから選ぶことが可能です。
例えば飲食店では注文と決済、ホテルではチェックイン・アウトの手続きのように、業種に合わせて利用できます。

なお、PCやタブレットをキオスク端末とするには「キオスクモード」の設定が必要です。
キオスクモードについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。


キオスク端末がよく導入される店舗や施設

キオスク端末は、以下のような店舗・施設によく導入されます。
それぞれに搭載されている主な機能は、以下の通りです。

キオスク端末がよく設置される店舗や施設

よく搭載される機能

公共施設・コンビニ

・コピー
・住民票や印鑑証明、戸籍証明の取得

図書館

・蔵書検索
・貸出・返却状況の確認
・各種受付
・館内施設の案内と予約

銀行

・受付
・キオスクPayB(2025年5月中旬より実証実験スタート)

病院・クリニック

・受付
・待ち時間の表示

空港

・チェックイン
・座席指定
・搭乗券の受け取り
・領収書の発行
・入管手続き
・税関手続き

スーパー・小売店・飲食店​​

・注文
・決済

ホテル

・チェックイン
・チェックアウト
・予約照合
・決済
・ルームキー発行(一部の端末)

受付や注文、各種手続きなどさまざまな機能が搭載されており、利便性の向上や人件費の削減に役立っています。

キオスク端末の導入費用

導入の費用は、シンプルな機能のものでは約40万円から、高機能なものでは300万円以上と、機能や仕様によって大きく異なります。
デザイン性やカスタマイズ性にもこだわれば、さらに金額が高くなるかもしれません。

なお、タブレット型のキオスク端末であれば、自立型と比較して本体のコストを抑えられます。
予算をかけられない場合やタブレット型で問題ない場合は、検討してみてください。


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キオスク端末でよく使われる機能


日常で目にすることが多いのは、決済機能が付いているキオスク端末です。
スーパー・コンビニ・小売店など、さまざまな場所で見かけるようになりました。

特に代表的なキオスク端末は、セルフレジでしょう。
コンビニのような場所では、行政キオスク端末が導入されている場合もあります。

飲食店のオーダーでは、タブレットを用いたキオスク端末が使われています。
卓上に注文用のタブレットがあり、利用客が操作することでスタッフがオーダーを取る必要がありません。

飲食店のキオスク端末は、規模によっては複数台の導入が必要になることも考えられます。
複数台のキオスク端末の管理については、MDMを用いることで、キオスク端末へのアプリケーションの配布や利用状態の確認を管理画面からリモートで行うことが可能です。


キオスク端末の導入により期待できる効果

キオスク端末の導入により期待できる効果

キオスク端末を導入すれば、これまで有人で行ってきた業務の自動化を実現できます。 
それによって、以下のような効果を見込めます。 

  • 業務効率化による人手不足の解消
  • ヒューマンエラーの防止
  • データの蓄積、活用
  • 顧客満足度の向上
  • インバウンド対応

キオスク端末の導入により期待できる効果として、5つの内容を見ていきましょう。

業務効率化による人手不足の解消

キオスク端末に定型的な作業や案内業務などを任せることで、業務の効率化につながります。
従業員の負担も減らせるため、働きやすい職場づくりにも活用できるでしょう。
また、キオスク端末に注文や受付のようなあらかじめ流れが決まっている業務を任せることで、人手不足の課題を解消できます。

たとえば、スーパーでは、通常1台の有人レジで対応し、混雑時に2台目を開ける運用が一般的です。
しかし、レジ対応に人手を取られると、他の業務が滞ります。
ここでセルフレジを2台導入すれば、混雑時でも有人レジを開ける必要が減り、スタッフは他の業務に対応できます。

このように、機器では対応できない業務にリソースを集中できる仕組みを整えることができることが、キオスク端末導入の大きなメリットです。
また、スタッフの負担軽減は離職防止や職場満足度の向上にもつながり、人材確保が難しい現場においては特に有効な施策といえるでしょう。

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ヒューマンエラーの防止

業務の一部をキオスク端末に置き換えることで、ヒューマンエラーの防止にも役立ちます。
人間が業務を行う場合、ヒューマンエラーをゼロにすることはできません。

注意力の低下や精神的なコンディションなど、ヒューマンエラーの原因は多岐にわたります。
 こうしたエラーが発生した場合、その後の対応や是正措置には多くの労力が必要となることも少なくありません。

キオスク端末の導入によって
ヒューマンエラーが防止できれば、業務が正確となり、トラブルを防止できます。
結果として、顧客満足度の向上も期待できるでしょう。

データの蓄積、活用

POSや券売機など、複数のシステムを組み合わせることで売り上げや利用状況といったデータを記録して分析することが可能です。
例えば商品の売れ行きや混雑する時間帯の傾向など、さまざまな情報を可視化できます。

これらの情報を活用すれば、店舗運営の改善やマーケティングに役立ちます。

顧客満足度の向上

キオスク端末の注文や決済機能があれば、待ち時間を短縮できます。
待ち時間の短縮は顧客満足度の向上につながるため、導入する価値は十分にあるでしょう。

例えば、食事を終えて会計をしようとした際にスタッフの人数が足りず、長く待たされることで、利用者が不満を感じてしまう可能性があります。

また、スタッフとの接触を減らすことで感染症対策にもなるほか、24時間無人での対応が可能となります。
深夜営業や無人店舗であっても、キオスク端末の導入は有効です。

インバウンド対応

キオスク端末には多言語対応機能を備えたものもあり、言語を切り替えることで、スタッフの付き添いなしに手続きを進めることが可能です。
そのため、外国語対応ができるスタッフをわざわざ呼ぶ必要がなくなり、業務の効率化にもつながります。

言語の壁がなくなることで、利用者は正確に注文できるほか、内容を十分に確認したうえでサービスを利用できるようになります。
その結果、トラブルの発生リスクを軽減できるため、インバウンド客の利用が多い施設では、キオスク端末の導入が特に有効です。


キオスク端末の運用・管理の注意点

キオスク端末を運用・管理する際は、端末のOSやアプリケーションのアップデートを定期的かつ速やかに行いましょう。
アップデートをしていない状態で運用していると、想定している動作ができなかったり、セキュリティ上のリスクが上昇したりすることがあります。

ただしアップデートの際は、事前の動作検証を忘れてはいけません。
アップデートの影響で、キオスク端末が動作しなくなってしまうこともあります。

運用・管理の際はこれらのポイントに注意しつつ、キオスク端末を有効活用しましょう。


キオスク端末の運用・管理にはMDMがおすすめ

キオスク端末の運用・管理にはMDMがおすすめ

MDM(Mobile Device Management)とは、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスを管理するシステムのことです。
端末を効率的に管理できるほか、紛失・盗難のリスクにも対処できます。

例えば、MDMからキオスク端末のアプリケーション更新を設定すれば、アップデートのタイミングを柔軟に調整することが可能です。
閉店後や深夜を活用し、営業時間外にアップデート
を実行できるようになります。

そのほか、エラーが発生したキオスク端末を遠隔操作によって速やかに再起動することも可能です。
再起動を速やかに行えればユーザーが端末を利用できない時間を短縮でき、機会損失につながるリスクを軽減できます。

【MDMの機能】
・複数端末の一元管理
・使用状況の把握
・セキュリティ設定
・ネットワーク設定の一斉実行
・リモートロック

関連記事:【MDM(モバイルデバイス管理)とは?】できることや導入メリットをわかりやすく解説!


スマートフォンやタブレットをキオスク端末として運用・管理するなら、コネクシオのマネージドモバイルサービスをご検討ください。
導入前後や運用・保守に関する課題の全般的なサポートが可能です。
2008年のサービス開始以来、15年以上にわたる運用実績を持ち、年間19万回線以上の開通実績を誇ります。

蓄積されたノウハウでご要望にお応えいたしますので、まずは一度お問い合わせください。


キオスク端末の導入には管理が重要

キオスク端末とは店舗や施設専用の情報端末のことであり、検索・受付・注文・決済・チェックインなどの機能を持たせることができます。
業種や店舗に合った機能を搭載することで蓄積したデータを活用し、業務の効率化や人手不足の解消といったメリットが期待できます。

キオスク端末の導入には、管理が欠かせません。
管理を徹底するためにも、複数端末の一元管理とセキュリティ設定が可能なMDMを利用しましょう。

コネクシオでは、MDMの管理・運用体制をサポートしています。
キオスク端末だけでなく、従業員用のスマートフォンやタブレットを導入している・導入を検討している企業の方は、ぜひ一度ご相談ください。


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コネクシオ株式会社が運営する「Mobile WorkPlace ONLINE」の編集部。 法人携帯に関するお役立ち情報を発信していきます。

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