【法人携帯の料金プラン】ランニングコストやコスト削減のコツを徹底解説
法人携帯の料金は、最適なプランの選択と少しのコツで低く抑えられます。
しかし、複数の料金プランがある場合、最適なものを選ぶのが難しいこともあります。
似たようなプランであっても、細かく見ていくとキャリアやサービスによって内容が異なり、違いを理解しなければなりません。
そこで本記事では、各キャリアの法人携帯の料金プランを一覧でわかりやすく比較した上で、詳しく解説します。
コスト削減のコツも紹介しているので、法人携帯の新規契約や乗り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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【キャリア別】法人携帯の初期費用と料金プラン
通信キャリアの多くには、法人プランが設けられています。
これらは法人に向けたプラン内容であるほか、法人割など特別な割引が用意されているケースもあります。
以下では、各通信キャリアの法人プランの初期費用など、基本情報をまとめました。
docomo
docomoで法人契約をする際は、事務手数料として1回線につき3,500円必要です。
ただし、オンラインストアで手続きする場合、事務手数料はかかりません。
以下の表は、docomoの法人プランの料金と、どんな場合におすすめかをまとめたものです。
プラン名 |
料金 |
こんな場合におすすめ |
ドコモ mini |
・4GB:900円~2,500円 |
コストをできるだけ安価に抑えたい |
ドコモ MAX |
・~1GB:2,280円~ |
海外出張が多い |
はじめてスマホプラン |
1GB:980円~ |
FOMAからの契約変更、もしくは他社3G回線から乗り換え |
ケータイプラン |
100MB:1,200円 |
通話がほとんどでデータ通信が必要ない |
※価格はすべて税抜
※2025年6月現在
対象料金プランの契約で、ドコモビジネスメンバーズへの加入が可能です。
ドコモビジネスメンバーズに加入すると、月額250円が割引されます。
割引は自動で適用されるため、手続きは必要ありません。
au
auで新規契約や機種変更を行う際、事務手数料3,500円がかかります。
他社とは異なり、オンラインショップでも商品の購入があれば事務手数料がかかるため、覚えておきましょう。
以下の表は、auの法人プランの料金と、おすすめの場合をまとめたものです。
プラン名 |
料金 |
こんな場合におすすめ |
使い放題MAX+5G/4G |
無制限:4,680円〜 |
大量のデータ通信を行う必要がある |
スマホミニプラン+5G/4G |
・~1GB:2,180円 |
月によってデータ量が変動する |
スマホスタートプランベーシック 5G/4G |
30GB:2,650円~ |
機種変更、または他社キャリアから新規で乗り換えたい |
スマホスタートプランライト 5G/4G |
4GB:1,150円~ |
auケータイ(ガラホ)もしくは他社ガラホから乗り換えたい |
ケータイプラン |
・データ利用なし:1,150円 |
データ利用が少ない |
※価格はすべて税抜
※2025年6月現在
「auスマートバリュー」や「法人割プラス」への加入で、割引が適用されます。
割引料金はauスマートバリューが1,000円、法人割プラスが1,100円です。
docomoの法人プランと比較すると、使用したデータ量に応じて料金が変動するプランの提供が特徴といえます。
また、他社ケータイもしくはauケータイからの乗り換えで安くなるプランも利用可能です。
2年目以降料金が高くなりますが、ほかのプランよりも料金を抑えられます。
4GBまでであれば、さらに格安で利用できるでしょう。
なお、auには法人オンライン相談デスクがあります。
公式サイトより予約できるため、来店なしで相談可能です。
プランに迷ってしまう・店舗まで訪問する時間がない場合などは、利用をおすすめします。
ソフトバンク
ソフトバンクの場合、法人契約するには事務手数料3,500円必要です。
ただし、ウェブでの手続きやワイモバイルから転入する場合は無料となります。
以下の表は、ソフトバンクの法人プランの料金とおすすめの場合をまとめたものです。
プラン名 |
料金 |
こんな場合におすすめ |
メリハリ無制限+ |
無制限:6,750円~ |
・データを気にせず使いたい |
ミニフィットプラン+ |
・~1GB:2,980円~ |
データも通話料も使った分だけしか支払いたくない |
スマホデビュープラン+ |
・4GB:980円~ |
ケータイからスマホへ機種変更、または乗り換えしたい |
・ケータイ通話プラン |
・0GB:980円~ |
通話のみ使用する |
※価格はすべて税抜
※2025年6月現在
ソフトバンクの法人プランには各種基本パックがあり、従業員の安否情報確認やメールの一斉送信、電話帳データの一斉配信が可能です。
月475円で利用可能なため、万が一に備えられる安価で安心なサービスだといえるでしょう。
また、海外で通信可能な「アメリカ放題」「海外あんしん低額」「海外パケットし放題」も用意されています。
対象エリアに含まれていれば、通常よりもお得に海外での通話・通信が可能です。
ソフトバンクのプランをdocomoやauと比較した場合、ガラホ用のプランが格安で利用できます。
画像やデータを送る機会が少なく、通話がメインの法人に最適です。
そのほかにもデータ専用プランが用意されており、スマホ以外の端末を使用する場合におすすめのプランもあります。
楽天モバイル
楽天モバイルの法人プランは、契約時の事務手数料が無料です。
ただし、1年以内に解約した場合、プラン料金の月額最低利用金額1か月分(最大1,078円)が請求されます。
以下の表は、楽天モバイルの法人プランの料金とおすすめの場合をまとめたものです。
プラン名 |
料金 |
こんな場合におすすめ |
音声+データ無制限プラン |
2,980円 |
社内外への電話やインターネット利用が多い |
音声+データ30GB |
2,780円 |
商談やメールなど外出先でのアプリ利用が多い |
音声+データ5GB |
2,380円 |
クラウドサービスやファイルのダウンロードなどが多い |
音声+データ3GB |
1,980円 |
チャットでの画像のやり取りが多い |
※価格はすべて税抜き
※2025年6月現在
楽天モバイルの大きな特徴として、法人顧客向けの通話・メッセージアプリ「Rakuten Link Office」が挙げられます。
本来は国内通話が30秒で20円かかりますが、このアプリを利用すれば無料です。
海外への発信でも、アプリ同士であれば無料通話の対象となります。
また、海外でのデータ通信は2GBまで無料となっているため、データ通信をそれほど利用しないのであれば、出張時でも基本料金のみでご利用いただくことができます。
さらにアプリを利用した通話であれば、海外でもかけ放題となります。
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法人携帯のコスト削減に役立つ5つのコツ
経費の削減ばかりに気を取られて、本来のニーズとは異なる内容で契約してしまっては意味がありません。
業務内容に合わせた上で、できるだけ安く契約するためには、次の5つのコツを意識しましょう。
- 本体価格が安い端末を探す
- 必要なデータ通信量をチェックする
- プラン内容を比較する
- 法人携帯の専門代理店を利用する
- 相見積もりをとる
それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。
①本体価格が安い端末を探す
法人携帯では古いモデルを採用することで、端末を安く使える場合もあります。
古いモデルであっても、必要な機能が備わっていれば、業務上困ることはありません。
ただし、法人携帯で契約できる機種がすべて安価というわけではありません。
新しいモデルよりも使い勝手やデザインがよいなどの理由で人気がある場合、本体価格が高くなることも考えられます。
そのため、古いモデルだから安いと決めつけずに、きちんと比較することが重要です。
ビジネスの場合は通話やチャットでのやりとりが多いため、デザインやカメラなどの性能よりもサイズやバッテリー容量、処理速度などに焦点を当てて探すのがおすすめです。
例えば処理速度の高いスマホであれば、業務用のアプリをストレスなくスムーズに使用できます。
②必要なデータ通信量をチェックする
業種や職種により、必要なデータ通信量は異なります。
法人プランはデータ通信量別に分けられていることが多いため、必要なデータ量だけ使用できるプランを選びましょう。
例えば「外出先から通話やアプリで対応する営業」と「社員同士の通話が中心で、外出は滅多に発生しない内勤」を例にしてみましょう。
前者は外出先からのweb会議への参加、資料の共有・閲覧、地図アプリや顧客管理アプリの利用などが想定されます。そのため使用するデータ通信量が多いので大容量のプランが適切です。
一方で、後者は外出の機会がほとんどないためデータ通信量はそれほど必要としません。
どちらかというと、後者の場合は通話に特化したプランを選ぶと適切です。
データ通信量に合ったプランを選ぶには、まずは1ヶ月にどのくらいのデータ通信量が必要かを把握しましょう。
それに合ったプランを選択してください。
月によって通信量が変わる場合は、前月の余ったデータ量を繰り越せるプランや、データ量によって料金が変動するプランがおすすめです。
③プラン内容を比較する
同じ内容に見えるプランがあっても、よく見ると細部が異なっている場合があります。
使用できるデータ量に違いがない場合は、まず細かい内容を確認しましょう。
そのうえで、自社にとってメリットがあるプランを選択する必要があります。
④法人携帯の専門代理店を利用する
法人携帯の専門代理店は、通信キャリアとは異なる独自の商品とサービスを扱っていることが特徴です。
また、複数のキャリアを扱っている代理店は、中立的な立場です。
キャリアにとらわれず最適なプランを提案してくれる点が、最大のメリットといえます。
会社まで訪問してくれる代理店も多いため、店舗へ行く必要がない場合もあります。
契約手続きを代行してくれることもあり、その場合は業務の時間を削ることなく最適なプランで法人携帯を契約できます。
⑤相見積もりをとる
代理店を利用する場合、それぞれの料金設定を比較できるように、必ず相見積もりを取りましょう。
複数の代理店で相見積もりを取れば、より安く契約することができます。
少し時間はかかりますが、最低価格と相場が把握できる点が大きなメリットです。
法人携帯は最適なプランと工夫でコスト削減が可能
法人携帯は同じようなプランでも、キャリアや付帯サービスによって内容が異なります。
さまざまなプランの中から、データ通信量や料金、使用できるサービスなどを把握したうえで契約プランを決定しましょう。
また、本体価格が安い端末や法人携帯の専門代理店を利用することで、コストの削減が可能です。
そのため、必ず複数の店舗で見積もりをとり、料金とサービスを精査した上で契約しましょう。
コネクシオでは、法人携帯の導入から運用管理まで、モバイルに関するあらゆる課題をトータルでサポートしています。
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