業務用途別モバイル活用まとめ

業務用途別モバイル活用まとめ

「現場のDXを加速させたいが、どの端末を選べばいいかわからない」
「大量の端末をどう管理すれば安全か?」
といったお悩みは、多くの企業が直面する課題です。

本記事では、建設現場、医療現場、店舗(キオスク)など、業務用途に特化したモバイルデバイスの活用例から、MDM、キッティングを効率化するゼロタッチといった運用・管理手法までを網羅的に解説します。
貴社のビジネスに最適なモバイル環境の構築にお役立てください。

業務用端末とは

業務用端末とは

業務用端末とは、特定業務の効率化に特化したデバイスです。
かつてはバーコード検品などの専用機が主流でしたが、現在はスマートフォンやタブレットをカスタマイズして利用するケースや、Android搭載の高機能モデルも普及しています。
現場の生産性を高めるための必須ツールといえます。

業務用端末の主な種類や、メリット、選定ポイントについては以下の記事をご覧ください。

業務用端末としても利用できるタブレット

タブレットは、PCよりも持ち運びやすく、スマートフォンよりも視認性に優れているという利点から、ビジネスシーンでも導入が加速しています。
タブレットの導入で、業務効率化だけでなくペーパーレス化も期待できます。

法人用のタブレットの選定方法や、リスクについては以下の記事をご覧ください。

タブレットの中でも特に人気が高いのはApple社のiPadです。
ビジネスにおけるiPad活用の利点は多岐にわたります。
具体的には、Apple製品との親和性、多彩なアプリケーションの存在、強固なセキュリティ設計などです。
ラインナップも豊富なため、現場や職種に合わせて最適なモデルを選べるでしょう。

iPadを法人契約する際の方法や検討事項については以下の記事をご覧ください。

【業種・シーン別】業務効率を最大化するデバイスの活用例

業種やシーンによって、様々な活用方法があります。
ここでは、代表的な3つの業種・シーン別での活用例をご紹介します。

建設・工事現場

図面共有や写真管理など、現場作業のデジタル化にはタブレットが欠かせません。
代表的な活用例は以下の通りです。

  • メールでのスムーズなコミュニケーション
  • 現場写真の撮影・編集とクラウド連携
  • 効率のよいスケジュール管理
  • 朝礼でのデジタルサイネージ活用

タブレットを導入する際の注意点や、工事現場に適したタブレットの選び方については以下の記事をご覧ください。

医療・介護

医療・介護現場にタブレットを導入することで、紙カルテやアナログな管理方法から脱却し、リアルタイムな情報共有を実現できます。それにより業務効率と患者満足度の双方を向上させることが期待できるでしょう。

医療・介護現場では、電子カルテシステムや専用アプリケーションとの連携により以下のような活用例があります。

  • 予約状況確認や案内表示
  • 問診票の入力
  • 電子カルテの入力や確認
  • 診療時の説明
  • 業務指示の確認
  • 緊急対応時の情報共有
  • 在宅医療時の活用
  • 待ち時間や入院時の利用

病院でタブレットを導入する際の注意点やメリット、デメリットについては以下の記事をご覧ください。

店舗・受付

スーパー・小売・飲食店などの店舗では注文・決済用端末としてよくキオスク端末が導入されています。
また、ホテルのチェックインやチェックアウトといった受付にも利用されています。

キオスク端末とは、コンビニのマルチコピー機や発券機などに代表される「自立型の情報端末」のことです。現在は公共施設や小売店など、幅広いシーンで活用が広がっています。
具体的な導入例は以下の通りです。

  • 【スーパー・小売店・飲食店】 注文・決済
  • 【ホテル】 チェックイン、チェックアウト
  • 【公共施設・コンビニ】 コピー機、各種証明書の取得
  • 【図書館】 蔵書検索、各種受付
  • 【空港】 チェックイン、各種手続き

キオスク端末の導入により、定型業務の自動化による人手不足の解消やミス防止が期待できます。

以下の記事では、キオスク端末の導入を検討中の方に向けて、費用相場や期待できる導入効果、運用管理の注意点をまとめて紹介します。

キオスクモードの活用

キオスク端末を導入する際、専用端末を購入する以外に、一般的なiPadやAndroidタブレットをキオスクモードで運用するという選択肢があります。
キオスクモードとは、特定のアプリ以外を起動させず、他のアプリの起動や設定変更、ホーム画面への戻り操作などを制限する機能です。

これにより、汎用端末をキオスク端末として活用できるようになります。

しかし、単にOS標準の機能で制限をかけるだけでは、予期せぬエラーによる制限解除などのリスクが残ります。
そのため、MDM(モバイルデバイス管理)と連携し、遠隔から一元管理するのが一般的です。

キオスクモードの概要や設定方法、MDMとの関係性についての詳細は以下の記事をご覧ください。

キッティングに関する課題

キッティングに関する課題

端末を調達したあとに発生する作業がキッティングです。
キッティングには端末の開梱作業だけでなく、OS設定やアプリ配布、セキュリティ設定、台帳登録といった、幅広い作業が含まれています。
多岐にわたる項目を仮に一台ずつ手作業で設定する場合は、導入台数に比例して管理者の工数負担は増大します。
また、自社内での利用ではなく、セルフオーダー端末等顧客に操作してもらう使い方を想定している場合は、あらかじめ必要以上の操作ができない状態(キオスクモード)に設定しておくことが重要です。
キッティングの具体的な作業内容や代行サービスについては以下の記事をご覧ください。

キッティングにかかる管理者の工数を削減するには

前述のとおり数百台、数千台の端末を一台ずつ手作業で設定するのは現実的ではありません。
MDMやゼロタッチの活用で効率化しましょう。

MDM(モバイルデバイス管理)による一元管理

MDM(Mobile Device Management)は、社内のモバイル端末を一元管理するツールです。 遠隔での状態監視や一括でのアプリ更新、さらには紛失時のリモートロックやデータ消去といった機能を備えており、企業の運用ポリシーに合わせた柔軟な管理体制を構築できます。 MDMを利用するメリットや選定ポイント、各機能の特徴については以下の記事をご覧ください。

また、以下の記事では、社用携帯のセキュリティ管理を行う方へ向けて、おすすめのMDM・EMMツールを7つご紹介しています。

ゼロタッチ登録でキッティングを自動化

ゼロタッチとは、デバイスの初期設定において手作業を必要とされる項目を自動で行う手法です。
管理者が一台ずつ手作業で設定する手間を省き、利用者が端末を起動してアクティベートを完了させるとすぐに業務で活用できる環境を整えられます。

ゼロタッチを利用するためには、MDMに加えて、各OSメーカーが提供する無料の管理プログラム(Apple Business Manager や Android Enterprise)の活用が必須です。
ゼロタッチの詳しい仕組みやメリットデメリットについては以下の記事をご覧ください。

ABM(Apple Business Manager)

ABMは「Apple Business Manager」の略で、Appleが法人向けに提供する管理ポータルサイトです。

ABMを活用することで、端末の自動キッティング(自動デバイス登録)が可能になり、IT担当者が一台ずつ手作業で設定する手間を大幅に削減できます。

また、App Store上のアプリを組織で一括購入し各端末に配布・割り当てすることや、管理対象Apple Accountの作成管理も可能です。

ABMでできることの詳細については以下の記事をご覧ください。

ABMを利用するためには、Appleへの利用申請および審査を通過する必要があります。
申請には、「D-U-N-Sナンバー」の取得や、社内の責任者の連絡先登録など、事前の準備が欠かせません。

以下の記事では具体的な申請の流れや、MDMとの連携の流れについても解説していますので、ぜひご覧ください。

Android Enterprise

Android Enterpriseは、Googleが提供する法人向けの端末管理プログラムです。
デバイスの用途に合わせて4種類の管理形態が用意されています。これらを使い分けることで、端末全体を組織の管理下に置くのか、あるいは業務データ領域のみを分離して保護するのかといった、自社のポリシーに即した運用設計が可能です。

以下の記事では、Android Enterprise の概要やMDMとの連携方法、セットアップ方法について解説します。

端末導入・運用のお悩みはコネクシオにお任せ

端末導入・運用のお悩みはコネクシオにお任せ

いかがでしたでしょうか。
業務用端末の導入には、事前のキッティングから運用後の保守管理、セキュリティ対策まで、膨大な工数と専門知識が不可欠です。
これらを自社内で完結させるのは担当者の大きな負担となります。
導入時のキッティングや運用後の管理にお困りの場合はアウトソースすることをおすすめします。

コネクシオの「マネージドモバイルサービス」は、企業のモバイル端末の導入・運用を支援するサービスです。
キャリア一次代理店としての特性に加え、自社でキッティングセンターとヘルプデスクを保有しています。
初期設定から、日々の問い合わせ対応、紛失・故障時のサポート、廃棄まで、LCMサイクルをワンストップでサポートすることが可能です。

コネクシオは、2008年から15年以上にわたり業界を牽引し、年間24万台以上のキッティング実績と57万回線を超える運用支援実績(2025年3月時点)があります。

圧倒的な経験に基づくノウハウで、各社固有の課題に合わせた最適なモバイル運用をご支援しますのでぜひお気軽にご相談ください。

MWPO編集部
MWPO編集部
コネクシオ株式会社が運営する「Mobile WorkPlace ONLINE」の編集部。 法人携帯に関するお役立ち情報を発信していきます。

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